三角定規詩
とよよん


クマ
遠い虹
旅客機と
外に霧の夢
一角獣の種が
雲の上に蒔かれ
水をやる雷親子が
セッションしている
蹴るときにピポポパポ
ピッチカートフットでね



じゃ
なくて
落書きは
ノートにね
ピッチカート
小さなパンダを
たくさん描いてる
私が息を吹きかける
パンダたちはわらわら
逃げ惑う、そんな様子を
演じては笑わせる、えくぼ
が似合う、隣の席の丸顔の君

△?

必要があった祈りを捧げて
リズムが揮発して静まる
形見のスティックごと
想いを宙に放ったら
受け損ねて派手に
音を立てたのは
落とした命の
叫びのよう
ドラムが
奏でる
黙祷




空に
きみと
かぞえて
喉を湿らす
冷たいビール
汗と涙の塩味は
ポテトフライ
にまぶせば
ちょうど
つまみ
友と



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自由詩 三角定規詩 Copyright とよよん 2015-05-22 13:36:56
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