「(砂浜に書かれた詩)」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=69112
(上記は最近再びUPされた
あるいは
http://www.cmo.jp/users/siesta/lib/suna.html)
1.
(題名について話そう)
と
()を見ると小声になる。
でも、ここで詩人が用いた()は小声ではない。
たぶん沈黙だとおもう。
砂浜に(書かれ)、いつか波に
(消される)ために。
2.
なぜ、手懸かりのない青空へ
題名について話そう。僕にはその程度のことしかできないのだから。この題名がすてきだから。「かぼそい指をのばしてゆくのか」と続いていくのに、戸惑いを覚えるほどだ。
+僕はフレーズ主義者に過ぎないのだろうか。+
この詩人の有機的な文脈の糸を僕はいつも追えない。追いつけない。せめて、その片鱗を拾っていく、そうやって僕はこの詩人の詩を読んでいるような気がする。 +これは批評ではない。これは批評ではない+ 詩を碑文に喩えた人がいて僕はそれをすてきに思う。僕はシャンポリオンのようにその片鱗を拾っていく。古代エジプト語を知らない僕は、その片鱗を少しずつ拾っていくしかないのだ。
なぜ、手懸かりのない青空へ
たとえばこれだけを解読したとして、それ以外の残りのヒエログリフは僕に何を語るだろうか。ヒエログリフの海の中に、この言葉だけが浮かんでいたとすれば。
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最後に繰り返されるこの言葉のあとにはもうなにものこらない。「なぜ」という一言を残して死んだ人のことを考える(なぜ、という一言を残して死んだ人は、おそらく、たくさんいる。)遺言は手懸りもなく、青空にほおりだされる。なぜ、という問い自体が途上でつぐまれたとき、答えはどこへ帰るのだろう。
3.
( )