ある春の日の推測
瑞海
夢かもしれない
春の夜に輝く
何万光年彼方の光も
夢かもしれない
目の前にある
海を染める夕日も
夢かもしれない
あの子に恋い焦がれて
舞い上がりそうな気持ちも
時たま激しい頭痛がやってくる
体をノックする心臓とともに
催促する
現実へと引きずり込み
私を食らうために
夢かもしれない
野原にいるあの子は
夢であってほしい
もう会えないなんて残念すぎる
我儘言うと
醒めない夢であってほしい
醒めない夢の中
夜に溶け合っていく
海になるんだ そうさ
泣いてる場合じゃないんだ
lagが私のあなたとの間にあるから