青空
はるな


ぬかるみは
青空をすいこんで
ますます深くなっていく
なにもかも捨てたと思っていたのに
肌じゅうに あこがれやさびしさが結ばれて
じゃらじゃらがしがし鳴っている

いつかもこんなふうに
前後不覚で立っていた
胸のむくほうを前だと決めた朝



自由詩 青空 Copyright はるな 2015-05-02 08:19:00
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