信じたくないのは、自分が楽なだけ
opus

心の中の言葉
感情の形
実像との差異

何が本当かわからない
気持ちが溢れて
流れる涙が
現実に沿っているのか
ドラマを踏襲したのか

浮かびあがる気持ちが
首を締める
目の前で
君が泣く
泣いて欲しくない
不快だから
これは真実か?

喉の奥からこぼれ出る嗚咽
吐き気
言葉と感情の乖離
あるいは現実が客観的に処理してくれることが救いとなる
それに心が反発することで
逆に行為が正当化される

泣かないでくれ
泣かないでくれ
泣かないでくれ
少なくとも僕にも大切に思ってくれる人がいる
お願いだから
泣かないでくれ
僕は僕を正当化したいだけなんだから



自由詩 信じたくないのは、自分が楽なだけ Copyright opus 2015-04-29 22:13:07
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