ホウセンカ・ガール
初谷むい
せかい、せかいって曖昧にうなづいてることが正義だって、あなたは太陽のあたっている洗濯物っぽくにこにこしていた。ぱぱぱぱ、ってはじけとぶはな、実?なんだったっけ、これを聞くのが何回目だったのか思い出せないや。あは、ゆるしをかんたんに乞いちゃいます・ゴメンネ。ふれるとはじけて、どこかにいってしまった、しまいたい、なんて言うまでもなくぼくらが思っていた事を、大事にしているってじしんをもっていえたら、どんなにしあわせな弱者だったのかなあなんてさ、意味のない回想にわっかい身体をずんずんひたして、それでよかったの。?かな。大きなヘッドホンが欲しい。できるだけ音量をちいさくして、あなたのこえはちゃんときこえるようにしておくから、あきらめないで、ぼくに話しかけて欲しい。欲まみれ〜〜〜〜〜あなたがさあ、ほしがる人の方が恐ろしくないなんてつまんねえことゆうから、こうなったんだからねってまた人のせいにして、だからぼくのあだ名はかげでインベーダーなんですね。はは。スマートフォン順応型のからだがぴるぴる排卵。あっとうてき女子力!おんなのこのちから!しね!ぼくが、しにます。うそです、生きます。排卵できないことは、わるいことじゃないよ、そんなに申し訳なさそうにするひつようないんだよ。わたし、(まちがってます)(ぼく)の腹痛とかいうあほっぽい悩みをきょうゆうしているのは世界のはんぶんの人。あだながインベーダーなのに、そのなかにくみこまれている。すてきね。世界はひとつです!ぼくは頭がわるいから、世界なんて変えられないって、いいわけをしてる。一人前なのはざんねんな物欲と所有欲。ひでえ歌詞の音楽を口を開けて消費するのがよくにあうって、みんな言うし、ぼくもそうおもう。みんなにいなくなれって思われたい。おもわれたくない。失望、しないで。知っているのはあの植物のなまえ。ホウセンカ、だったね。わたしは(+あなたは)ホウセンカ系少年少女。まだもらとりあむとかいうアレに許されているって、言い訳してるけど、元気に生きてるよ。ホウセンカガールぼく。さよならがとおくて、きょうもすこしうれしいや。へへ。