「自称詩」感動家族3
花形新次

現実の家族関係が希薄で
もう崩壊寸前なので
ネット上で家族になりたい人を募ったら
3万人が応募してきた
僕はその中から
おとうさんとおかあさんと
おねえちゃんを選んだ
現実の彼等がどんな人か
僕は知らない
おとうさんは僕より年下かも知れないし
おかあさんは男かも知れない
おねえちゃんだって72歳かも知れないんだ
でも、そんなことは関係ない
おとうさんは僕に厳しくしてくれるし
おかあさんは僕を庇ってくれる
おねえちゃんは色んなことを教えてくれるんだ、エヘッ
それで充分だ
僕はこの家族を大切にしたい


自由詩 「自称詩」感動家族3 Copyright 花形新次 2015-04-18 08:38:32
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