完成させました。
平瀬たかのり
《昨年春から、実在したサラブレッド、レースをテーマにした、競馬ライターかなざわいっせい氏の「ファイト!〜麗しの名馬、愛しの馬券」というショートショート集を、オリジナル作も混ぜながら、連作作品としてシナリオ化しています。
全20編中、14編ほどをシナリオ化する予定で、現在7編目の途中です。
シナリオ学校に通い専門的な勉強をしているわけでもなく、ナカナカままならない時間の中、書き続けるというのはやはりしんどいところもありまして。「これ書いてどうなるねん?」てな気持ちと闘う俺、後厄も終わってるんですけど。俺の明日はどっちだ。
昨年は「日本映画専門チャンネル」で放送された作品を中心に邦画200本近く鑑賞することができました。その中で気付いたのは、「ワタシが素晴らしいと思う映画(きっとドラマも)はどんなジャンルの作品でも『人間のおもしろかなしさ、かなしきおもしろさ、がきちんと描かれているもの、伝わってくるもの』だ」ということでした。そんなシナリオを原作の力、実際のお馬ちゃんたちの力を借りて、書きたいと、おこがましくも強く思っています。
ナントカ年内めどに予定どおり書き上げ、原作者のかなざわさんにお読みいただくことはできないだろうかと考えてます。
それでもやはり暗夜行路の徒手空拳、ダンスインザダーク(そんな名前のお馬もいたの)の毎日。折れそうになるココロのキックとして、場違いもわきまえず、恥ずかしながら開陳させていただきました。平にご容赦くださいませ。
一年後の今日、どうなっているか、どうなったか、ご報告したいと勝手ながら思っております。
頑張って完成させます。》
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以上「完成させよう」と題した拙文をこちらに投稿したのは昨年の三月三十日。あれから丸一年、休みの日に少しずつ書き進め、誰に頼まれたわけでもないのに亀の歩みで書き進め(笑)、珠玉の原作のシナリオ化を思い立ってから丸二年近く、本年明けて暫くしてようやく脱稿までたどりつくことができました。 (結局十編+エピローグとなりました)
オリジナル作品でコンテスト応募ってのが本当なのだろうけど、でも書きたかったんだからしょうがない。
去る三月三日、原作者のかなざわさんにお手紙を書き、お読みいただけないかと依頼しました。数日後メールが届き、「読むから送ってくれていいですよ」とのお返事が!
出来不出来はともかく、原作者にお読みいただくことがとにかくの目標だったので、これはもう本当に嬉しく、かつさすがに緊張しつつ、お返事に書いてあった通り、メールの添付ファイルで全10編+エピローグを十六日に送信しました。
よい感想いただけたらなあと正直思うし、なにか「次」に繋がっていけたらなあとこれまた正直思いもするのですけれども、まあ、そんなに甘いものではないですからね。過度な期待はしないよいうにしております。二年かけたとかたいそうなこと言うても素人仕事なんでね〜。あとは野となれヤマザクラ。
ボクは歌謡曲人間なので、勝手にエンディングテーマなんか設定しちゃったりしましてね。対象としたお馬ちゃんとともにご披露いたします。まあここで皆様にこういうカタチでご報告するのもひとつ目標であったわけでありまして。
1・ヒシアマゾン(オリジナル)‐『オトメモリアル』パフィー
2・サニーブライアン‐『ヤングブラッズ』佐野元春
3・メジロドーベル‐『レイン』甲斐よしひろ
4・ピルサドスキー/エアグルーヴ‐『破れたハートを売り物に』甲斐バンド
5・サイレンススズカ‐『月の爆撃機』ザ・ブルーハーツ
6・ノースフライト‐『知りたくないの』菅原洋一
7・エルコンドルパサー‐『ロンドンデリーの歌』土井裕子version
8・ステイゴールド‐『Stay Gold』ZIGGY
9・アグネスタキオン(オリジナル)‐『この愛は始まってもいない』真心ブラザーズ
10・オグリキャップ‐『荒野に針路を取れ』イースタン・ユース
でも、結果どうあれこれからもシナリオ書き続けていこうかなと、思ったりなんかしちゃったりして。