感情の川
たいら

時に穏やかなせせらぎのよう
時に荒れ狂う急流のよう
感情を川に例えたとき
浮かぶのは一つの疑問

どこから来てどこへ流れるのか
何が雨でどこが海なのか
心の正体、魂の在処
自分のことを何も知らない

それでも川は流れ続ける
行き先など知らなくとも
時に濁り涸れようとも
どこからかきっと雨が降るから
また満たされるから。


自由詩 感情の川 Copyright たいら 2015-03-14 08:23:13
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