2014年12月
大義のないと言われた国勢選挙で
集団的自衛権を
閣議決定した政党が圧勝した翌朝
DSで戦闘ゲームばかりしている息子が
「ボク戦争にいかなくちゃいけないの？」
と聞いてきた
「そういうことだよ」
と言って顔を歪めたまま
小学校への登校準備を続けた

原爆被爆国で平和をリードし
メディアで反戦を訴えてきても
外圧にはかなわない
日本以外は戦闘態勢にあるのだ

DSで戦闘ゲームばかりしている息子を
争いをやめればいいのにと
思って叱るのではない
勉強しないから叱ってしまう
争いに負けないように
育てていることの矛盾
それは自分を親として
自衛するための手段
手段的自衛権で
集団的自衛権と
同類なのかもと落胆した

大義のない選挙とは
そういう大義がある選挙だったのだ