夜の灯りと姿見
灰泥軽茶

夜中に音楽を鳴らし
ショーウインドウや
マンションのテナントに映る
自分の姿を見つめ踊る若い人たち

かっこよいはかっこわるい
かっこわるいはかっこよい

躍動する身体と一途な眼差し
観客の前で
踊っている訳ではないけれど
夜の灯りに映る
二重に重なる姿は夢見る魂のようで
気恥ずかしくも心打たれる






自由詩 夜の灯りと姿見 Copyright 灰泥軽茶 2015-03-06 23:28:28
notebook Home