弓夜

しらない間に
崖の近くをうろうろしていたみたい
私は大丈夫よ、胸を張って歩いていたのに
薄暗くなって暗くなって
真っ暗闇よみえてたものがみえないの
足を踏みはずして落っこちちゃっ…

うかと思ったら
なんと手をひっぱってくれた人
誰もいないんじゃなかったの?誰がいたの?
いつから?
え、なんでなんで

やめて落ちちゃう離しておねがい
すごい力で指先が青くなってくよ
爪が食い込んで痛いよ血がでてるよ

あなたと呼べるほど誰かはしらない
そんなあなたが私をひっぱり
私もなんとかよじ登り

そしたら太陽がでてきた
暗闇がうそみたいにだんだん明るくなって…

あなたと太陽が偶然重なったの
私はあなたを一生懸命見ようとしたけど
まぶしくてまぶしくてみえない

私にとってあなたは太陽みたいなものだってことなの
いったい何が起こったの

私は夢をみたの?


自由詩Copyright 弓夜 2015-03-05 21:15:11
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