崖
弓夜
しらない間に
崖の近くをうろうろしていたみたい
私は大丈夫よ、胸を張って歩いていたのに
薄暗くなって暗くなって
真っ暗闇よみえてたものがみえないの
足を踏みはずして落っこちちゃっ…
うかと思ったら
なんと手をひっぱってくれた人
誰もいないんじゃなかったの?誰がいたの?
いつから?
え、なんでなんで
やめて落ちちゃう離しておねがい
すごい力で指先が青くなってくよ
爪が食い込んで痛いよ血がでてるよ
あなたと呼べるほど誰かはしらない
そんなあなたが私をひっぱり
私もなんとかよじ登り
そしたら太陽がでてきた
暗闇がうそみたいにだんだん明るくなって…
あなたと太陽が偶然重なったの
私はあなたを一生懸命見ようとしたけど
まぶしくてまぶしくてみえない
私にとってあなたは太陽みたいなものだってことなの
いったい何が起こったの
私は夢をみたの?