注連縄の如く
藤鈴呼

綺麗にくるまれた布団の中で
ぬくぬくと眠っている 恋の神様

想いが濃ければ 薄着をしている間に
願いを唱えなければ いけません

人肌抜いて 誰かの助けに ならんとす
逆に ジャマをしてしまうことだって 有ろうもん

余計な親切 大きなお世話になる前に
身を引くのも 大切だから

杉に絡まる御御縄に 祈りを込めた
どうか 注連縄の如く 
きつく きつく 絡まりますようにと
そして 二度と
離れることの 有りませんように、と。

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自由詩 注連縄の如く Copyright 藤鈴呼 2015-03-03 11:12:02
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