かたつむりの夜
灰泥軽茶

想いはつのる
ゆっくりと流れる時間
耳を傾けて音を聴く
誰かに向けての独り言
横になりながら
縦にうなずくと
だんだん
瞼が閉じていく
静寂が身体を包み
心がしっとりまどろみ
ゆっくりと
かたつむりが耳の穴から
這って出る




自由詩 かたつむりの夜 Copyright 灰泥軽茶 2015-02-24 23:59:03
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