カラヤン先生
吉岡ペペロ

カラヤン先生は言った

まずフルートの音を聞け、と

目で団員を承認し

的確な言葉でポイントを伝え

本番では団員に任せるのだった

自由を感じさせ

音に命をこめさせた

どうせひとりで出来ることなど

限られているのだから、と


指揮する者はそうでなくてはならなかった

絶対的なキーワード

承認、的確な言葉

そして自由、命をこめるほどの自由を与える


カラヤン先生は言った

まずフルートの音を聞け、と

目で団員を承認し

的確な言葉でポイントを伝え

本番では団員に任せるのだった

自由を感じさせ

音に命をこめさせた

どうせひとりで出来ることなど

限られているのだから、と











自由詩 カラヤン先生 Copyright 吉岡ペペロ 2015-02-17 00:57:28
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