カラヤン先生
吉岡ペペロ
カラヤン先生は言った
まずフルートの音を聞け、と
目で団員を承認し
的確な言葉でポイントを伝え
本番では団員に任せるのだった
自由を感じさせ
音に命をこめさせた
どうせひとりで出来ることなど
限られているのだから、と
指揮する者はそうでなくてはならなかった
絶対的なキーワード
承認、的確な言葉
そして自由、命をこめるほどの自由を与える
カラヤン先生は言った
まずフルートの音を聞け、と
目で団員を承認し
的確な言葉でポイントを伝え
本番では団員に任せるのだった
自由を感じさせ
音に命をこめさせた
どうせひとりで出来ることなど
限られているのだから、と