ぷるるんソング
藤鈴呼
雪囲いの頃 見定めた町は
軽く 幻想的だ
いつもは 主役を重ねられない 竹藪が
尚 一層と 積もる頃
願いも 降り注ぐ
想い たけなわ
竹と縄を 手繰り寄せたら 叶うかな
そんな妄想を抱きつつ 誘われた枝の中に
花に成長しきれぬ 魂が有る
光の中で 待ちきれずに
白いカーテンから 飛び出して来たよ
ぷるるん と 滴を落とし
これから 出立だ
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自由詩
ぷるるんソング
Copyright
藤鈴呼
2015-02-14 11:20:50