空っぽな顔で空っぽの煙吸った
這 いずる
あなたを流した
消えた名残を惜しむのか
排水口に吸い込まれる水をじっと見てる
香り残した冷えたベッドに飛び込んで
一日中寝ていたい
あたしを救うって約束して
きっといつか迎えるって
戯れごとで十分だから
今までにないことを夢見て
素敵な出会いだと飛び込んだのがお角違い
あなたの冷ややかな眼差しが遊んで
あたしの柔らかくて夢見がちなとこを打ちのめした
紫煙とびはねる食卓
どちらとも言い出さない
けどもうすぐ終わりって知ってる
沈黙の煙が言っている
漂って白く霞ませてる