永遠
やまうちあつし
炊飯ジャーのアラームが鳴る
私は手を洗う
冷蔵庫から卵を取り出し
賞味期限を確認
茶碗のふちとかちあわせ
割れない程度にヒビを入れる
握りつぶしてしまわぬように
卵を割り茶碗の中へ
菜箸を取り出し
チャカチャカとかきまぜ始める
そのうち卵は黄色一色
醤油を取り出しいくらか垂らす
窓のところに鳥が来ている
私は横目で眺めつつ
ご飯をよそう
かきまぜた卵を
とうとう白いご飯の上へ
食卓へ運んでゆく
鳥はどこかへ飛んで行った
自由詩
永遠
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やまうちあつし
2015-01-22 20:56:15
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