新年の終わり
番田 

だれもいない街を
自転車で帰ってくる
僕は寒かった
親もおらず 少し寂しい

明日からまた
食肉加工工場で
働かなければならないわけだが
なかなか 仕事は辛かった

この休みで得られたものは
何だろう
いろいろなことは 簡単にはいかないが
自分で決めたことだから

パチンコ屋でお金を使い果たした
ほんの一時の夢のためだった
そうしている時の自分だけが いつも
自分なのだと思えたから


自由詩 新年の終わり Copyright 番田  2015-01-04 22:01:47
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