救われたい
余韻

2014.7.28.

事件を漁ってみると 食い散らかしてる自分が見えた
救いたいのは君の命なんかじゃなくて
救われたいのはきっとこんな僕の心さ

もしも孤独の先には死刑台というものがあるのなら
僕も受刑者かもしれないね
欲望が手錠みたいに絡みついてる
手首にはついてないけれど
この首をいつか絞めることだろう
どこまで掘り進めたところで真実へとは辿り着かない
迷宮入りとは洒落た言葉だよな
僕はずっと迷っていたいんだ 昇ったり降りたりさ

時に人は病的な時ほど純粋な気がして
凛と佇む花のようにすら映る
雨水が溜まったバケツを蹴り飛ばした
そんな解放感を 開けっ放しの窓に
ただただ風が吹いたほしかった

闇は光があるからこそ存在してるのかな
愛するって気持ちはそのどちらかな
触れたいって思うのは…
感じてみたいって思うのは…

救いたいのは君の命なんかじゃない
救われたいのはきっとこんな僕の心さ


自由詩 救われたい Copyright 余韻 2014-12-19 09:21:06
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