青色エレジウム
umineko
コンビニを出ると
タクシーに ひかれそうになる
青い光だ
熱のない
遠い大地で
祝福されたその光に
私は
音もなく追われてる
ふと
私はあなたを想う
強い光だ
だけど
熱を持たない
私のこと
好きですか、って
一度だけ聞いてみた
たぶん、ね
たぶん?
私は
あなたの目の奥に
青い
熱のない光を見る
なんてまぶしく
透明なんだろう
そして
孤独なんだろう
あれから
何度かの冬が過ぎ
私は
ますますあなたが好きだ
私を
決して溶かさない
冷たく輝く
あなたの 青だ
自由詩
青色エレジウム
Copyright
umineko
2014-12-14 20:29:24