四番目の歯を見せ笑うシッシッシ
藤鈴呼



天使なんて 居ないんだよって
笑いながら 君が言う

見たことも ないのよって
聞いたことは あるよねって
私も 笑う

その唇からこぼれた
白い歯 キラキラ
太陽に 照らされた
木の葉も キラキラ

だけどね、唇から 歯は
こぼれたりなんか しないのよって
からかうの

竹のからかい
そんな お祭りが 有るんですって
青い海の 地域でね
かんから かんから
小気味良い音など
響くのでしょうか

分からないけれど
ほっぺたが 落ちそう! って
言いながら
大好きな スイーツを
ほおばる瞬間と
似通って いるのカナ? って
そう 思うんだ

だから オチを さがす
頬は 落ちませんよって
あの時の 代わりに
言い返すんだ

君も 何か
言い返したそうなんだけれど
思い切り ほおばった ケーキの残りが
君の笑顔を 取り残しているから
その 全てを 取りこぼさぬようにって
君は もう
何も 言い返せない

今度こそ 天使のような 微笑みで
最高級の 白い歯 見えた

あのね 知ってる?
最高の 笑顔になるには
四番目の歯を 魅せる必要が
有るんですってヨ

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自由詩 四番目の歯を見せ笑うシッシッシ Copyright 藤鈴呼 2014-12-02 03:07:26
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