群青のサンドウィッチ
吉岡ペペロ

冬の夜が始まる

足もとにはタペストリ

藍色に挟まれる

精神のカルテのようだ

深刻に考えても

始まらない、冬の夜だ


羨みたくなかった

傷つけたくなかった

最小限のわがままだった


冬の夜が始まる

足もとにはタペストリ

藍色に挟まれる

精神のカルテのようだ

深刻に考えても

始まらない、冬の夜だ












自由詩 群青のサンドウィッチ Copyright 吉岡ペペロ 2014-11-29 18:36:52
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