鴉
もっぷ
朝は光りだ
輝ける光りの庭だ
雀のためにも
晩秋の野の可憐にも
大樹にも
そこから旅立つ色彩にも
もちろん、鴉よ
おまえにとっても
黒い姿がなお
厭われたとして
誇れ
吾は黒し、と
羽ばたいて
誇れ
この季の終わりに
軌跡を残せ
自由詩
鴉
Copyright
もっぷ
2014-11-21 23:04:15
縦