冬の小道を吹く風を
番田 

風はどこに流れるのだろう
そんなことを
僕は考えていた 街並みは続いていく
誰もいない午後
路地を歩くと
一匹の猫を そして 見かけた 
言葉は少ない 午後
人は行く当てを無くして歩いている

人がどこに行くのかを
思うとき 冬の
新しい温度が 僕が思う
僕の体を吹き抜ける 僕が一人で
その寒さを思わせる 街を
人の体のぬくもりを求めて
歩いてみても だけど
縁は何も見つからないのだが


自由詩 冬の小道を吹く風を Copyright 番田  2014-11-16 23:56:43
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