うしなう
かの

なんかいか
うまくやるために
犠牲になって
しんでくわたし

しなびた夜だ
ただただ空気がつめたくなって
朝がきてきえていく
さようならあの恋

あのときの匂いが
ふいにかすめて
目があけられなくなったり
ちいさな切なさをしった
うしなった何か

なんとか
うまくやるために
しんでくわたし
あせだくで
でもこうして
からだだけが残ってさびてく


自由詩 うしなう Copyright かの 2014-11-16 12:19:41
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