晩秋
しげ

そらのおと
くもはそのまま
なにかがきこえた、そんなきがして

つちのおと
あしもとから
さくさくするこえが、おんどをつたえはじめると

みずのおと
ゆびさきから
さらさらと、きりさくはだざわりから

かぜのおと、
こもれびがほほにおちて
つかのまのぬくもりに ぼくはそらをみあげる


自由詩 晩秋 Copyright しげ 2014-11-15 23:49:34
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