世界が藍に染まる頃に
ときたまこ

君はまた僕の世界を見てる
その瞳で次は誰を狙うの

落ち着くからって
いつも抱いていたぬいぐるみは
気づいたら大きくなっていた

世界を藍に染める僕は
彼女には受け入れられなかった
世界を藍に染める僕を
君はどう塗り変えるだろう

「壊れないものは大切じゃない
それは生きていないものと同じ

私がまだ息を出来るのは
あなたが呼んでくれるから」

手を握りしめて歩けば
何だって出来る気がした

君の嫌う大人の世界も
僕がいるちっぽけな夢の中も

愛に飢えている彼女を
いつか救うという未来も。




自由詩 世界が藍に染まる頃に Copyright ときたまこ 2014-11-15 23:31:05
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