世界が藍に染まる頃に
ときたまこ
君はまた僕の世界を見てる
その瞳で次は誰を狙うの
落ち着くからって
いつも抱いていたぬいぐるみは
気づいたら大きくなっていた
世界を藍に染める僕は
彼女には受け入れられなかった
世界を藍に染める僕を
君はどう塗り変えるだろう
「壊れないものは大切じゃない
それは生きていないものと同じ
私がまだ息を出来るのは
あなたが呼んでくれるから」
手を握りしめて歩けば
何だって出来る気がした
君の嫌う大人の世界も
僕がいるちっぽけな夢の中も
愛に飢えている彼女を
いつか救うという未来も。