元町



心文字ひとつ摘まんで放る

向こう見ずを
他人より先に

僕は笑う

打ち寄せる波音
胸の辺りに

掛け違えた言葉
打ち寄せる


タワーの影に潜り込み


何色も灯さず足を浸せば

元町辺りは波間に漂う




自由詩 元町 Copyright  2014-11-13 20:25:20
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