porno de ntal
六九郎

あっあっあっ先生の指が。
太い指が無理に。
痛いっ先生痛いっ。
そんなしたら。
そんな拡げたら。
俺の全身の毛穴が開き。
毛が逆立ち。

もうしませんあんなことも。
二度ともう。
先生の仰ることには何でも。
おれの知ってることは何でも。

太い指が舌に触れる。
舌を小さく丸め逃げ。
柔らかな部分に固いものが。
仰向けで身もだえ。
ためた唾液に喉を鳴らし。
眉間に縦皺を寄せ。
そっと舌先で先生の指をなぞり。

あっ響く。
骨に響く。
よだれが垂れる、涙がにじむ、目を固くつむり口を開けてあえぎながら息を継ぐ。

あげます、先生にあげます。
僕のその部分あげます。
好きに。

あきらめるもうあきらめる力を抜いて受け入れる。
まわりから責め。
ときどき核心に。

大きく押し広げていた先生の指が突然抜かれ。
ぼくは中途半端に放り出され。

次はいつ。
いつ来ればいいんですか、先生。
はい、はい、あさってですか。
あ、ありがとうございました。
じゃあ、どうも。


自由詩 porno de ntal Copyright 六九郎 2003-06-24 23:36:30
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