水
青色銀河団
それは
かつて、
波であり、雨であり、
きみであり、ぼくであった、
青い黎明の影に涼しく揺れる、
ひとつぶの露。
魂は、ほどけて、
空の記憶、海の記憶、大地の記憶、愛の記憶、
それらと溶けあい、一つになり、
(それは)
(ぼくは)
(きみは)
かたちも、色も、脱ぎ捨てて、
未来永劫、
この星をめぐるのだろう。
携帯写真+詩
水
Copyright
青色銀河団
2014-10-12 23:45:01