かれあるいはかのじょ
浩一

かれ
あるいはかのじょは
かんじゅせいが
せんさいすぎた

だからしょうらいは
くびをくくるか
きがふれるか
どちらかしかなかった

じっせいかつとどくしょで
きたえられた
かんじゅせいをぶきに
しをかくまえに

せいらいの
かんじゅせいのままに
そのままに
しをかいてしまった

だからそうするしかなかつた
だからそうするしかなかつた

そしてじっさい
そうした


自由詩 かれあるいはかのじょ Copyright 浩一 2014-10-07 22:36:18
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