黄昏遊戯Ⅳ
未有花

ヒグラシの遠い呼び声暮れて行くひとりぼっちの道は遠くて

夕暮れの窓辺に寄って本を読む涼やかな風秋の足音

金色の庭でみつけた木漏れ日のスポットライト妖精の輪だよ

ひとりきり置いてきぼりの夕暮れに影法師だけが僕の友達

薔薇色の雲とさすらう淋しさと暮れ行く空にさよならを言う

届かない想いを抱え暮れなずむ街をさまよう足取り重く

黄昏の魔法はずっと終わらない遠くで幽かに僕を呼んでる


短歌 黄昏遊戯Ⅳ Copyright 未有花 2014-10-04 09:26:35
notebook Home 戻る  過去 未来
この文書は以下の文書グループに登録されています。
黄昏遊戯