紡ぎうた
千波 一也


太陽の手に編まれゆく

野山も風も
岩肌も

一気に編まれる日があれば
やすみやすみ
覚えたての音階のように
編まれる日もある

太陽の手に編まれゆく

波間もひかりも
潮の香も

それが誰かを守れるように
誰かがそれを守れるように

太陽の手に編まれゆく

望みも涙も
労りも

言葉になって言葉をこえて言葉になって言葉をおそれて
言葉になって言葉をいただいて

編まれゆくものはみな
光のなかに始まりがある








自由詩 紡ぎうた Copyright 千波 一也 2014-09-29 22:30:59
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