秋空の悲喜
吉岡ペペロ

ひかりや風に浮かんでいる

夏と秋とがまじったような雲

空が黄色い

力が入ってしまう

明日のことが忙しない

脳の膜みたいだ

デジタル、デジタル、繰り返す

遠い昔に咳込むと

そんな暇つぶしもいいかななんて思う


スーツなのに

リュックで通勤するやつは仕事が出来ない

例外が見当たらない

営業なのに

肩掛けカバンを使っているやつは上には立てない

例外が見当たらない

そのメカニズムでもぼんやり考えようか


ひかりや風に浮かんでいる

夏と秋とがまじったような雲

空が黄色い

力が入ってしまう

明日のことが忙しない

脳の膜みたいだ

デジタル、デジタル、繰り返す

遠い昔に咳込むと

そんな暇つぶしもいいかななんて思う






自由詩 秋空の悲喜 Copyright 吉岡ペペロ 2014-09-14 16:43:11
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