塩の塔
はるな


書きおえてはじめて
それが詩だと気づくように
死んでしまってからやっと
恋だったとわかる
いつもおそくて
墓を掘るのも一人きり
でもいいや、
塩の塔はきれいで
鳴らせるのははみだしものの特権だった



自由詩 塩の塔 Copyright はるな 2014-09-11 22:21:26
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