砂は
佐藤伊織

 砂は いった

ぼくは 砂に
のまれた

 節の 娘

射し込んでは 突き刺さるだけの
眼球 に
一つに
一つに
一つに
一つに
一つに
一つに 砂が紛れて いった








自由詩 砂は Copyright 佐藤伊織 2014-09-09 22:58:27
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