ぼくは走ったりして
線路沿いをひたすら
目的地なんて皆無で
疲れたら歩くまでさ

ぼくは寝続けたりして
アラームの必要性は０
夢のエンドロールには
ぼくの名前は無かった

ぼくは酒を飲んだりして
その場きりの仲間たちと
その場きりのほろ酔いで
その場きりの口先を重ね

ぼくは精一杯生きたりして
色んなことと闘ったりして
他人の幸せを妬んだりして
努力にも裏切られたりして

ぼくは人生にも疲れたりして
全部投げ出したくもなるけど
大切な人たちに頼って甘えて
何とかエネルギーを蓄え育み

ぼくはまた、走ったりするのさ