はるな


ざらついた紙に他人の夢をうつすばかりで
自分の願望をみるひまがない
どんどん器用になるきみを
抱くことができなくなりそうだ

雨の降るように泣くんだから
嘘を言ってくれよ
その痣みたいに雑な手つきで
嘘ばかり言ってくれ



自由詩Copyright はるな 2014-09-01 21:19:35
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