負の自衛論①
信天翁
幸福な人は詩を書くな─故黒田三郎
(外出に杖での独り歩きも無理となり)
室内で皇帝ペンギンの歩みを真似ている
哀れな老耄はおひとりさま
全半生のカルマが絡まり
リモースにせめられおじけづぃている
(すべてが後の祭りなのだが)
あゝ 逃げたいこころと
あやかりたいたましいとが
いまや相克のさなかだ
かみさまは東雲の「時」を下さり
ほとけさまは西国の「空」をしめされているのに
自由詩
負の自衛論①
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信天翁
2014-08-23 09:15:24
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