「オヤジの耳をペロリ」
宇野康平


では、女の脇からでる礼儀しらずで思考悪臭と思いました。

東急ハンズで色ペンを買いました。

女の子を描きました。

女の子は泣いてました。

なんで

なんで

なんで

と聞かれてツイッターの文字数制限のなかでは

全て言えないわと、頬を紅く染めた勢いで

女は地獄に落ちればいいと思う。





と、満員電車の中、はげたオヤジがツイートしていた。

私はその脂ぎったオヤジの耳をペロリとなめた。

甘かった。


自由詩 「オヤジの耳をペロリ」 Copyright 宇野康平 2014-08-23 00:08:12
notebook Home