『ぺニス』
あおい満月
書けない、書けない、書けない、書けない、
ばらばら
と紙くずばかりが
おちてくる
山と積まれた本のなかから
自分の胸を引っ掻く
キイワアドを探しても
君のいない時間は
白い折り鶴が飛んでいる
ヘイパアナイフで指先を切った
血を舐めてみても
沸き立つ感情がない
書きたい、ものがある
あらゆるものを取っ払った
裸のことば
服を脱ぎ捨てる
自損した時の左腕の傷が
石榴になって
歯を剥き出しにする
そんな剥き出しの感情が欲しいのだ
君の血がほしい
君のぺニスにかじりつく
流れ出る乳白色の汁が
この体内に流れていく