世遊び
川瀬杏香
もやもやが追いかけて来る日は
暗くなってから散歩をする
世の中から少し離れて
離れ過ぎずに見渡す
女というだけで不審者のように
警察官に職質されることはなく
女というだけで当たり前の様に
皆が子宮を持っているかの様に
女というだけで優遇されている
かのような見せかけの社会の中
女というコンプレックスを抱え
女というだけで
女というだけで
もやもやが追いかけて来る日は
世の中から少し離れて
離れ過ぎずに見渡し
こころを解放せよ
2014/08/13
自由詩
世遊び
Copyright
川瀬杏香
2014-08-13 21:35:19
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