いつかは冷めるコーヒー
凍月
君と僕とが
気になる人同士だったのは
いつの事だっただろう
人は自分の幸福が分からない
人は我慢が出来ない
欲しいものは欲しい
君が欲しかった
君の心が欲しかった
コーヒーが飲みたかったから
お金を使って買った
ただ、それだけだ
愛って、有限なのだろうか
多分、恋は無限なんだ
恋は甘い
恋は酸っぱい
喫茶店に置いてある
シュガーとレモンと同じ
でも愛は?
愛は冷める
愛は苦い時だってある
愛は有限かもしれない
それこそ、コーヒーと同じ
ミルクを入れたくなる
何故コーヒーは冷めるのだろう?
慣れてしまうとつまらない
苦いコーヒーに慣れつつある
君が
当たり前になりつつある
もう、コーヒーは冷たくなっていた