献歌(kへ)
まんぼう2

そうです、メッセージは読まれないでしょう。
あなたの詩を理解するということは
別々の方向に過ぎ去って行く
計測できない距離を
測り続ける
寂しみ

世界のほとんどの事が理解できない、
私にはそれで良いのです。
多くの理解できない現象は絶望です

決して繋がらない
遠くに住む人の絶望が
私を食い潰すのは
でもまだ少し先です

海に続く田舎道に咲く
夾竹桃の一番端の
最後の一本を
追い越すと
高い崖があり
崖下には海があるのではないかという
期待はあります


自由詩 献歌(kへ) Copyright まんぼう2 2014-08-05 11:10:55
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