浩一

ガッと照りつける
焼ける日光のなかに
いっぴきの蛇が
とぐろを巻いて
じぶんの尻尾を咬んでいる

徐々にかれは
尻尾から腹へと
じぷんの肉を食んでゆくが
それによって
かれが息耐えることはあるまい

もしかれが
息耐えるとしたら
かれ自身の
無意識の
その行為自体の毒によってである


自由詩Copyright 浩一 2014-08-01 20:34:20
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