窓は閉めきって
無花果

照りつける日射しも

大きな入道雲も

うだるぐらいの湿気た空気も

乾いて日焼けた黒い肌も

額を流れていく汗も

ときどき吹き抜ける風のさわりも

湿った草の匂いも


全部全部
大嫌い

カーテンをのばして

窓は閉めきって

よく冷えた部屋で

ただ教科書をひろげるだけ




もったいない、
惜しい、と思いますか?



自由詩 窓は閉めきって Copyright 無花果 2014-07-30 09:54:41
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