架橋の踊場
朝焼彩茜色

ドラムンベース 片耳で聴く
日常の心地よい雑音をもう片方の耳で聴く

私は両利きでバイリンガル
ドラムを叩きながら指揮をとる

 芸術に殺されない半端な安全圏
 一人旋風を創り満足して死ぬ
 勿論寿命いっぱい

 血の騒ぎ過ぎを卒業して青い血液を探す
 抑えられる程の狂気とは名付けられないセンス

 おいでと呼べば常識

 私の魂の縄張りは常識
 感覚をも葬る常識

 闇雲に探求しない賢い 感謝から頂いた優れもの
 知りえないものは 潔く諦める 命と引き換えには出来ない

 もっと楽しみたい

 愉しみの上に楽しみがある

 程よい力抜き加減 両利きのバランス

ドラムを叩きながら座禅をくむ
日常の雑音とは戦わない余裕
シャクシャクと音がする
勿論片耳で聴く


自由詩 架橋の踊場 Copyright 朝焼彩茜色 2014-07-24 10:50:39
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